F-15SJ with F-15(ハセガワ製)攻略 2005.01-2005.10

 

ハセガワの新版1/72F-15(高いやつ)って作ったことはあります?現在では自衛隊の特別塗装仕様等でデカール換えバージョンを模型店でよく見かけます。

当キットはディテールや出来は申し分ありませんが、ハセガワらしく「作れる人だけ作ってください」精神があふれたキットでもあります。

このキットは管理人も作ったことがありますが、当時は若者らしくポリパテを使用したパワーモデリング(俗に言う力押し)がメインだったので相当苦労した記憶があります。

しかし、学生時代同じサークルだったの某先輩は「インテークの後ハメ法が見つかれば簡単だよ」という話とともに完成品を見せられショックを受けました。

というわけで、もう一度チャレンジすることにしました。

 

S型というのはF-15S/MTDS(STOL)です。

S/MTDShort take off & Landing / Maneuver Technology Demonstratorの略称であり、外見的にはTF-15をベースにカナード翼と二次元推力変更ノズル(初期型のみ)を追加したものです。滑走路が破壊された際等、短距離での離着陸能力の向上を目的としており実機では460mの滑走で離陸ができたそうです。

また、当初の目的ではなかったのですがカナード翼と二次元推力変更ノズルのおかげで、空中における機動性の向上も認められました。

現在、量産を進めているF/A-22に二次元推力変更ノズルが採用されているのもF-15S/MTDの実験データが生かされていると考えられます。

しかし、S/MTDは結局のところ研究機なので正式には採用されていません。

そこで、架空の自衛隊機ということでポストF-2、老朽化で順次退役するF-4の穴埋めやF-15の改修型としてS/MTDのマルチロール型、F-15SJとしました。

普通に考えればF/A-18F/A-18EF-15E辺りが筋ですけどね。

F/A-22という線もありますが性質上積載能力が今ひとつだし、何より自衛隊の任務には向いていません。

それでは製作に入ります。

例に漏れずキットの仮組みから始まります。画像は仮組み途中ですがパーツ同士の合いを見ながらマスキングテープで貼っていきます。

この段階で組み立ての段取りやパーツ同士の合いを確認します。

問題はインテークの後ハメをどうやってするかです。

………意外とすんなり後ハメ可能だと気付きました。攻略法なんて大層なことを言ってすいません、多分このキットを仮組みすれば分かります。

後はすり合わせ等、基本的な事項を押さえ仮組みは終了。本格的な製作に移ります。

工作時においては接着後の乾燥時間をできるだけ長く(基本は一週間、但し早作りの場合は例にあらず)とりたいので飛行機の場合コクピットから作っていきます。

今回は近代改修ということで計器類のデジタル化と操縦桿をサイドスティック方式にしました。シートは無改造。

キットのコクピットはコンソールがきっちりとモールディングされているので塗り分けた上でウォッシング&ドライブラシでメリハリをつけました。

ここら辺は定番ですが、安っぽいコクピットでもそれらしく仕上げることができるのでお奨めです。

使っているキットが複座ですが単座で作ります。

キャノピー周りはジャンクパーツにあった単座用を使用するので問題ないと思います。

当初は楽勝と感じていましたが、いろいろと調べるとカナード翼の接続位置やその周辺の形状がF-15のまま使えないことが判明。

面倒くさいことになってきましたが、仕方なくプラ板&SSP-HGで対応します。

ついでにレドームもプラ板でボリュームアップ、F-2のレーダーを内臓しているという設定です。

カナード翼は実機と同じくF/A-18の水平尾翼を加工したものを使用します。

二次元ベクタードノズルはプラ板の箱組みから製作、テールヘビーにならないようにできるだけ軽く作りたいところです。

当初はSSPで対応しようとしましたが、筋彫りがとても彫りにくいためポリパテを使いました。

カナード接続部分とエンジン部分、ついでにレドームも切り離して中身にポリパテを詰めます。

余裕でインテークの後ハメ方法が見つかったと書きましたが、実は全然違いました。

というわけで機首部分を一度切り離して、インテークを接着して、インテークの合わせ目を消してから機首の処理をします。

多分、インスト(/72 ハセガワF-15D/DJ)Cを実行して合わせ目処理、パーツA4(下面)にAで作った機種を接着して合わせ目処理。

そしてから、胴体部分(A4A3)を接着すれば表面処理が楽にいけると思います。

ここで追加装備としてコンフォーマルタンクを装着します。

ちなみにハセガワF-15Eからもってきましたが、キットは旧キットなのでコンフォーマルタンクはそれに合わせて作られています。

当然プロポーションの取り方が違うので装着位置が全然分かりません。

そこで製作資料として押入れにあった作りかけの1/32タミヤF-15Eを出してきてタンクの取り付け位置や筋彫りの確認を行います。

今更ながらキットをじっくり眺めると物凄く出来のいいキットであることが判明、特に裏面のディテールは秀逸。

コレを作っていたときは切羽詰っていたので全く気付きませんでした。

というわけでタミヤのやつを参考にしながらコンフォーマルタンクを切ったり削ったりして本体に接着していきます。

隙間はポリパテを使い埋めていきます。

ある程度出来上がったエンジン周辺。

駐機状態で作るので動翼を切り離しています。

エンジンの逆噴射部分を作成。

初めはプラ板を貼りこんでいきましたが、上下方向に排気しそうな角度になってしまったため盛り上がるような形になりました。

今回の武装、オレ設定ではマルチロールファイターなので対艦戦仕様で製作。

前脚はレーダーの重量化に伴いダブルタイヤにします。

 

ここら辺で工作は終了、表面処理、塗装に移ります。